いろんな釣り方やってみよ〜!本ラボ初登場の「河川ウェーディング」。

余談
7月1日の深夜、SOLAS条約発効後のF地区を見回りに行ってきた。確かに、“くまの”の北側からぐる〜っと一周して日通の倉庫前ぐらいまで完全にフェンスで立ち入り禁止に。パトカーにも2台くらいすれ違って、気持ち厳戒態勢って気もしないでもなかった。今まで多くのドラマを用意してくれたF地区、ありがとうそしてさようなら☆

本編
さて、翌7/2(金)に本ラボの相談役“S/Vひでまろ”氏(以下S/V)からウェーダーで高確率でシーバスキャッチできるポイントを見つけたという連絡が入り、シーバスの前にT/Aと推長がその話にフィッシュ!潮時も考慮して0:00a.m.に市外A川河口に3人が集合した。ここで3人の頭の中に「満月+大潮+引き初め3分=Get」の至極都合の良い方程式が浮かび上がる。本ラボでは初めての試みであるウェーディングに推長もドキドキだ(^o^)。

まず、実績ポイントである河口から1kmほど上流部にある中州から実釣開始。水面には明らかにボラの群と思わしき波紋が無数に確認できる。S/Vに先導されながら推長が徐々に入水していく。「あんまりどんどん行ったらいかんで〜!」という我々のアドバイスもむなしく、気付けば推長は既に胸の辺りまで浸かっているではないか!!ほんまにもぉ(^^;)。釣りの方はというと、数回本流からルアーが出た瞬間にそれらしきアタリがあったものの、バイトまでには至らず、1時間ほどでポイント移動することに。

次に、さらに上流の橋脚ポイントへ。ここは街頭からの強い照明が当たっていて時折シーバスのものと思われる“吸い込み音”がある。S/Vは迷わずビッグスイムベイトを投げる。推長はお気に入りテツミノー、T/AはメガバスX-80SWで攻める。いきなりボラのスレ掛かり攻撃に会う。結構良く引いて面白いが、一投一匹で当たるので半ばやけくそになってくる。そうしている間に、T/Aが足下にいる1cmぐらいのボラ稚魚の群を確認したときに、あるメソッドを思い出したのでやってみると、50cmぐらいのシーバスがいきなり飛び出してきた。このあるメソッドとは、ご存じの方も多いとは思うが、足下にシーバスがいるときに、手前までステディリトリーブしてきて手前5メートルくらいに差し掛かった時にジャークを入れてルアーを一気に表層まで浮かせてやるというもの。通常のリトリーブでは反応しないシーバスも、これにより捕食のスイッチが入り一気にバイトしてくる事が多々あるんだ。8の字メソッドやL字メソッドと同じ効果だと思うから、まだやったことが無かったら是非試してみよう。
そして、そのバイトから数分後、推長のロッドがしなった。

「バシャバシャバシャ」

シーバスのエラ洗いだ!!!(ほんまこの人すごいわぁ。まだ初めて1年来てないんだで)
手前まですんなり寄せてきてランディングしようとするT/Aだったが、苔に滑って左足がちょっと浸かり、それを助けようとするS/VはむしろT/Aを突き落としてしまいそうな助け方になってしまったり、無事上がってもシーバスが転げ落ちそうになったので、つかみ取ろうとするT/Aのズボンにシーバスがくわえたルアーが見事にフッキングするわで大変だった。その後、水位がかなり下がってしまい、ボイルも無くなったということで終了とした。

河川でのウェーディングは、港湾のライトスポットに勝るとも劣らないアプローチ方法である。私自身、準備やアクセスに手間が掛かる事を嫌ってあまり得意にはしていなかったのだが、せっかくS/Vという非常に優秀な教本がいてくれるので、これからもどんどん勉強させてもらおうと思う。自分の好きな釣りでもいろんな角度から見つめてみないと本当に好きなのか、どこが好きなのかを知ることができないンじゃないかと思うんでね!今年は川でバシバシ釣りまっせぇ〜。 (mu)

価値ある1本を釣ろうぜ。LS-LAB 公認釣果コンテスト開催。

何とか条約によりF地区に金網が張り巡らされたりと、僕たちのフィールドが確実に減っていることを考えると、楽しみ方に今まで以上の工夫が必要なのでは?ただ数釣ればいい、とか、釣り味そのものと言うよりも、釣り上げた1本の価値を追い求めてみよう。釣るためにどうするかを考える方向に楽しみ方の幅を広げて、それをみんなで共有したいなと思うわけです。

考え方の前提は、

(1)「遊び」であって「職業」ではないので、お気楽に。
(2)ムリに釣らんでもええやん。立ち入り禁止地区や危険なとこ、また日常生活に支障の出る釣行は行かないように。
(3)釣れなかったらやめちゃうのではなく、釣れなくても楽しい釣りをする。

例えば、

ボートシーバスでの1本<<おかっぱりでの1本。 
場所から釣り方から全部教わった1本<<自分で開拓して自分で釣り方考えた1本の価値。 
T.A(25歳)の1本<<ひろくん(6歳)があげた1本。 
おかっぱりからの同じ場所、おなじサイズなら、夜間<<昼間。 
みんなが知っている場所で、従来どおりの釣り方<<新しい釣り方 
太い糸<<細い糸 
500本目<<生まれて初めての1本 
常識(ふ〜んみたいな話)<<うそー?みたいな話 
その釣り場に10人いて、みんなが1本づつあげた<<たった一人だけあげた1本。 

と言うふうに自分が釣った1本がいかに価値あるものかを追い求めていくことで、もっともっと楽しんじゃえーと考えました。

そこで「LS-LAB 公認釣果コンテスト」を開催します。盛り上がっていけばいいけど、内々だけになっちゃったら嫌やなぁ。このホームページを見てるだけの人(少なくとも500人はいるはず!!)、是非ご参加下さい。



参加資格
LS-LABメンバーでなくても誰でもいいです。
エントリー
7月から始めますのでいつからでも可。

対象魚
シーバス以外でも、「これはどうよ?」と自慢できるお魚は大歓迎です。ルアー釣り、エサ釣り問いません。個人的にはヒラメとかブリとかの応募があれば嬉しいです。

参加方法
釣果写真を添えて、そこに至る考え(予測)、釣法(いつ、どこで、どのように)、結果報告(匹数、サイズなど)をプレゼンテーションしていただきます。その月の、香川県内での釣果に限ります。ポイントはいかに価値ある釣果であるかをアピールすること。たぶん推長がこれを読んで専用の頁を開設してくれると思いますので、そこから応募してね。なお、釣り場の保護を考え、場所の公表は致しません。

審査委員
(部長、T.A、推長)の3名による採点です。独断、好みも入るかもしれませんがご了承下さい。でも、集計の課程は公表することにします。

審査方法
ポイント制による加算方式(別表参照)で、高得点を出した人。

月間MVP賞(毎月)、年間MVP賞(来年6月まで)、審査員特別賞(部長賞、T.A賞、推長賞を各月ひとつづつ持ち回り)

賞品
お金がないのでとりあえずは手作りの賞状のみ。あとは自己満足がちょっとでもみんなに認められることかなぁ。この企画が盛り上がってスポンサーが付いてくれれば賞品もおいおいに…(ものすごく切実な願望)。


例えばF地区で60cmのシーバスをイカパターンで1本釣ったら、最低8ポイントは獲得できる。でも、当HPのパターン研究に載っていない「コイカS」で釣ったらさらにポイント加算。とか、それが生まれて初めての1本なら、ご祝儀ポイントを加算とかと言ったふうに、1本の価値を可能な限り高めていきたいので、「釣れた喜び」をご応募下さればたぶんポイントが高いです。ちなみにうちのT.Aに対してはキビシイ採点を施しますので最低8ポイントどころかマイナスになることもあり得ると付け加えておきます。

高松の初夏を気まぐれ分析。SOLAS条約についても少し触れてみたりして。

お暑うございます。イカベイトに賑わった高松の初夏を、ちょっとここいらで振り返ってみようではないかと言うことでレポートしてみますぅ。

F地区、G地区、香西港、本津川に郷東川…。相も変わらずいろんなポイントを調査しまくった本ラボだけど、やっぱりキーとなったのがベイト。4月後半くらいから姿を現した「イカ」に激しいボイルを繰り返すポイントでは比較的安定した釣果があげられた。シンキングペンシルやウォブンロール系のプラグ、イカをイミテートしたワームなどで攻略できた様に思う。次の有力ベイトとして上げられるのが「ボラの稚魚」。比較的水深の浅い河川部では昼間でも俗に言う“ベイトボール”に向かって突進していくシーバスを見かけた。通常のプラグでは絶対的にサイズが合わないので、そこはメバル用ワーム(テンプト)で対応しました。一方で、今年はあまり賑わいを見せなかったベイトが「バチ」。知る人ぞ知る名ポイント“税関”では、毎年ペンシルベイトの表層ただ引きに面白いくらいに出てくれてたのに今年はさっぱりだった(T_T)。また、6月初めから「イワシ」の登場で一気にシーバスの個体数が増えたようにも思える。高松ではさほどではないけど、東讃や鳴門では荒れ狂うシーバスの素っ気ない態度にムンムンしたもの。地方(ポイント)によってイワシのサイズも異なってくるので、主にサイズを意識してスローにトレースしてやると何とか反応してくれた。ここで活躍してくれたのがメガバスの110SWとエドニス92なのだ!朝夕のマズメ時にイワシのナブラがでる所でデイゲームも試したけど芳しくなかったのが正直なところかな!?

坂出から丸亀エリアでは聞くところによると5月半ばまでは好調で、6月入って小休止しているみたいです(未確認です、すんません)。本ラボS/Vのひで麻呂氏と挑んだ坂出の島嶼部では、イカナゴの接岸を意識しての釣行だったのだが、雰囲気こそすれども結果を出す事ができなかったので、やはり時期が少し違っていたのかなというところです。

話し変わってSOLAS条約について少し…。6/29の四国新聞に以下の内容が掲載されました。


高松港・坂出港、7月から立ち入り制限

2004年6月29日�09:39

小林県土木部長は二十八日、米中枢同時テロを契機に改正された海上人命安全条約(ソーラス条約)の発効を控え、高松港の一部でフェンスや進入禁止ゲートといった保安設備の設置を進めていることを明らかにした。七月一日の条約発効以降、一般の立ち入りを制限する。同日の六月定例県議会環境建設委員会(篠原公七委員長)で、塚本修氏(自民・丸亀)の質問に答えた。

ソーラス条約は、外国船や外航船が寄港する重要港湾の管理者に、フェンス、監視カメラ、警備員の配置などの保安対策を義務付け。県内では県管理の高松港坂出市管理の坂出港が対象となる。高松港で立ち入り制限となるのは、サンポート高松の二万トンバースとF地区(高松市朝日新町)のコンテナターミナル、十メートル、七・五メートルの各岸壁。小林部長は七月以降の保安対策について、「各施設ごとに策定する保安計画に従って、人と貨物の出入りチェックや岸壁周辺の監視を行う」と説明した。港湾課によると、F地区は今月末をめどにフェンス、ゲートを整備するほか、本年度内に監視カメラを設置する。一方、二万トンバースには常設フェンスを設置しない。外航船が寄港した際に、仮設フェンスで接岸した岸壁周辺を覆うとしている。

坂出港は、中央ふ頭1号岸壁(坂出市入船町)と林田A号岸壁(同林田町)が、保安対策強化の対象。坂出市は八月中旬をめどにフェンスを設置。警備員を配置して、荷役中の監視に当たる。

同市は八月末までに保安計画を策定。外航船の係留中は、一般車両などの出入りを禁止する。また、本年度中に監視カメラも設置する。


…皆さん色々と思うところがあるとは思いますが、私自身も寂しい思いに苛まれてますが、ここはひとつ、大人になりましょ!(お前がゆーな!!)にしても、監視カメラって(T_T)。(Text/T.A Okamura)

イワシの登場でさらに熱くなる“夏の港湾”。夜光虫が出ても釣れる時は釣れるんです。

梅雨も真っ盛りでジメジメした日が続く今日この頃、自他共に認める“明かりフェチ”の私が心待ちにしているモノ…それは「停泊船」。この時期は特にこの「停泊船」から海面に放たれている強い明かりにイワシサヨリ、ボラの稚魚、バチ、などのベイトフィッシュが集まり、当然それを狙うシーバスも目の前がベイトだらけになるから反応の良い個体が集まりやすいんだ。ここ1、2ヶ月、高松市某地区に良い明かりを出す停泊船が無かったんだけど、この日は運良く着いていてシーバスも出たから記述してみます。

 仕事終了後になにげな〜く、市内某地区に足を勧めると、ムムッ…て、停泊船を発見!!早速近づいてみると、ベイトになっているサヨリとボラの稚魚に数匹のシーバスがついている。ちなみに、この日の潮周りは小潮。しかも実釣開始は22:00p.m.で、干潮は22:10p.m.→皆さんは汐見表見てから釣りに行きましょうね。

まずはスレさせないためにミノーをファーストリトリーブ→あれ?出んゾ??数投後に、もう少し深い所を狙うべくシャッド系のプラグにチェンジ→バイト(60UP)!でもラインブレイク(T_T)。気を取り戻してシンキングペンシルにチェンジして水面直下をスローローリングしてみた→見事にバイト(50UP)。足下まで寄せてきて抜き上げようと思ったら、またもや結び目からブレイク。もうね、アホかと。バカかと。しばらくポイントを休ませようと、メバルタックルを取り出して傷ついたハートを癒してもらおうとワームをキャストした。んだら、“ツンッ”っていう感じのアタリがあってもしやと思い軽めにしかもシャープにフッキングしてみるとドラグが走りだした。50cmクラスのシーバスGet!ここで本ラボ部長に連絡してみると1時間後に駆けつけるとの事だった。(推長にも連絡しようとしたけど彼の頭の中ではプレジャーボートが走りまくっていそうなんでやめといた…)やがて部長が到着し、2人で攻めたけど潮が弛んだ時に同じポイントから50cm弱を1本追加してこの日は終了とした。

昨年はよくタンカーが係留されていては、いつも良い釣りをさせてもらっていた市内某地区。最近では開発工事の影響からかすっかり係留船が減ってしまった。こればっかりは私にはどうしようもない事なんだけど、今まで楽しめてたコトが楽しめなくなるのは寂しいの一言に尽きる。ポイントや釣り方を知っていても、実践できるフィールドが無ければ全てが無駄となってしまう。「健全なフィールドを次の世代に」今の我々にどれだけのコトができるのだろうか?(Text/T.A Okamura)

おるのに釣れない日々。その度に新しいルアーが増えちゃって…

おかっぱりで納得する結果が出せず、おかげで買ったルアーが、

  • パターン攻略に欠かせない、T.A.むー氏おすすめ「ピースリー(1000円)」。
  • 一度だけイカナゴ狙って庵治に行ったおり、1投目でなくした「ラバンバ」を買い足したのだけど、2度と行かず(580円)。
  • 希少!!。「スレッジ(1680円)×4個」、うち2個もうなくしちゃった。怖くてそれから使ってない。
  • メガバスのこれまたすごい希少なヤツ(1500円でT.Aむー氏から購入。なくしたらT.Aむー氏がなげいていた。)」。「嘆かれて 初めてわかる 希少ルアー(字余り)」。
  • 推長の70UPを目の当たりにしたその日に「エス・フォー(ロストしまくる僕を哀れんでT.Aむー氏が寄贈してくれた。ありがとー)」。
  • ボートシーバスで4連続ヒットののち、T.A.む〜氏の後頭部をヒットさせたルアーと同じものが中古であったのでつい…。その節は本当に申し訳ございませんでした。(680円)。
  • その時その横にあったメガバスルアーを何となく…(780円)。
  • その時その横の横にあったアイルDBダイエットをみつけて、以前ロストした悔しさがよみがえりつい…(780円)
  • T.A.む〜氏が最終兵器と言ったのでその日のうちに買いに行った「ワンダー60(1300円)×2個」。
  • 「コモモ」をネットオークションで共同購入(@1000円)

しめて15,640円也。

おるにはおる。でも口使ってくれない。そんな時はルアーなのかテクニックなのか、それともあきらめるのか?

僕は安易にルアーに走ってみました。結果、5月はおかっぱりで25cmを2本(ボートで5本あげたけどそれ以前に買ったルアーだったので除く)。約15,000円で14個の投資に対して、成果を上げたのは1000円のルアー1個のみであった。

以前T.Aむー氏が教えてくれたことがある。そこに10匹おったとして実際喰ってくるのは1〜2匹。それをきっちりとらえるのがルアー釣りなんだと。しかも釣り人は僕だけじゃない。かぎられたストック量の中で多くのアングラーがそいつを狙っているわけです。高松において言えば、かなり高難度な釣りなのでは?F地区とか沢山の人を見かけるけど、まだ釣ったことないという人はどれほどいるのだろう? などと考えてしまうのであった。

でも人情としてあと8匹おるならやっぱり釣りたいじゃない。なんとかならんものかなぁ?やっぱエサ?

というわけで今月の目標は、

目標(1) テクニックを磨く 
目標(2) うそ?みたいなルアーを買う(出来る自信なし) 
目標(3) 前人未踏の地、または時間帯を狙う(仕事はもちろんちゃんとします) 
<
ということにします。 ま、釣れなくてもそれなりに楽しんでますよー、ということで。(Text/Bucho〜)

初心者から見た、ボートフィッシング!感動と喜び、そして痛感とヘコミの物語。

やりましたー! 遂に念願の初シーバスゲットを達成しました! 釣り上げるまでは書かない!と自粛していたレポートをやっとお届けできます。ソルト初心者さんもゲットしたようなので、お互いよきライバル?として頑張りましょう。

本ラボ諸先輩とキャプテンF田さんのご厚意に思いっきり甘えながら、ボートフィッシングに同行させていただいたわけですが、ボートに乗ること自体が初めての私。モーターの轟音、闇から迫る風、波にぶつかり発生する揺れ、どれも心地よく感じられて、乗れただけで満足!なんて気分にもなっていました。風を受ける私の顔は気づくと笑顔に… もう少年でしたね。\(^ ^)

そんな夢心地の中で着いたポイント、シーバース。部長はキャストする度にヒットさせるは、あっちでもこっちでもヒット!ヒット!の声。オロオロする私に「早く、投げろ!」とT/Aから檄が。エイッとキャストするも、いいポイントになかなか投げられず、またオロオロ。「もっとあっちや、思いっきり早く巻くんやで」と優しく声をかけてくれるT/A。言われた通りにすると、強烈な“ググッ”という感じが。これがヒットや!と喜ぶのも束の間、すぐにバレてしまいました。その後も何度もバラしましたが、キャストする度にヒット。「ロッドを立てろ」との更なるT/Aのアドバイスに、やっと釣り上げることができた。今まで、エサ釣りで小さな魚を相手にしてきた私にはヒットも今までに感じたことのないほど強烈で、何よりも釣り上げるまでに魚とやりとりをする、いや格闘をするという体験が感動的でした。

そんな感動とは別に痛感させられたこともありました。まず、キャスト技術に大切さです。狙ったポイントに正確にできれば、ヒットをするというのを目の当たりにして感じました。そして、キャストするまでのスピード。常に地合は変化し続けるもので、時間との勝負もあるなと。そのほかにも、ヒットしてから釣り上げる、釣り上げてからリリースなど、磨かなければいけない技術が山ほどあると、3匹釣り上げはしたもののヘコミもしました。これは、おかっぱりだけでは気づけなかったことではないかとも思いました。

最後に、本当にこんな貴重な体験をさせていただいた諸先輩、そしてキャプテンF田さんに感謝の意を表明させていただきます。恵まれた環境におごることなく努力していきます。T/A、今回の事故も大変勉強になりました。私はすまないと言ってもらえる資格なんてありませんよ。同行させていただけただけでも幸いですから。早く、おかっぱりで1人で釣り上げて、恩返しがしたいです! (text/seikichi)

“ワクワク”のボートフィッシングにまさかの落とし穴!「高松ランカーシーバス ラボ」に、初の緊急事態発生。

ルアーフィッシングの持つ魅力の1つに、“お気軽さ”というものがある。確かに、エサ釣りとは違い事前の準備や事後の片付けなどの手間は大幅になくなるから、誰でも入門しやすいと私も感じる。でも、だからといってマナーや安全確認までもお気軽に考えてはいないだろうか? ここからは実際に本ラボに起こった非常事態を恥ずかしいけど敢えて記述し、願わくはこれが本ラボ所員始め、このサイトをご覧の皆様の活きた教訓になれば…と思います。

台風の影響で出船が危ぶまれていたこの日のボートフィッシング。もうすっかり常連さんとなっている(!?)推進本部長やボートデビューとなる東海地区備(せい吉くん)などは、居ても立ってもいられない不安感と期待感に包まれながら、前日に「出船O.K.」の返事が来たので前述2名と部長、姐さん(ひっさしぶりー☆)、T/A の5名は“シーラボ調査船(仮)”に乗り込んだ。

出船わずか数分、第一ポイントに到着。5人が一気に投げるとポイントは丸潰れなので、部長と東海が船首に陣取りキャスト。→ボイルしてたのにバイトせず、次のポイントへ。着いた先はお馴染み“シーバース”!!

この響きに本ラボ所員一同=メロメロですが、見るとボイル×2で(>_<)。ここはオールエリアがキャスティングポイントとなるため、一斉にキャストするとかかりまくり。さぁ、これから存分に楽しもうと所員全員が思った瞬間、その事故は起こった…。

“チクッ”(痛)

何と部長の振り上げたルアーのフックが、T/Aである私の後頭部を直撃。購入したばかりのルアーだったため、バーブレスにもしていなかったので“返し”までざっくり入ってしまったのだ。すぐ横では、東海が初シーバスをゲットしているのに、誰も目がいかない。すまない、東海…すまない、部長…。後悔の念に苛まれた私をよそに、船上は大パニック。抜けない・どうしようもないでアタフタしてると、キャプテンのF田さんがテキパキと二次災害が起こらないように処置&すぐに緊急病院に電話してくれた。凄く迅速な対応は、所員一同が“慣れとるな…”と感じさせられたほど。幸い、掛かりどころがよく、病院ですぐさま取り除いて化膿止めを塗ってもらって事なきを得た。すぐにマリーナに戻り、少しだけ続きをさせてもらい、総数で十数匹追加してこの日は終了。

この事故を、決して他人事だとは思わないでほしい。今までこういう事故を多く目の当たりにしてきたが、自分の身に起こったのは初めてだった。被害を受けた私よりも、受けさせた部長の心痛を考えると、私は自責の念に耐えない。そして誰より申し訳なく思うのが東海(せい吉くん)である。初シーバスを初ボートでと、今日のこの日を心待ちにしていた若きアングラーの記念すべき日を我々が台無しにしてしまった。

「キャスト前の後方確認」
バーブレスフック」

この極めて当たり前のマナー及び安全確認を私と部長が怠ったが為に起こった事故を、今後のみんなの釣りの戒めとなるように、ここに記憶します。(Text/T.A Okamura)