イワシの登場でさらに熱くなる“夏の港湾”。夜光虫が出ても釣れる時は釣れるんです。

梅雨も真っ盛りでジメジメした日が続く今日この頃、自他共に認める“明かりフェチ”の私が心待ちにしているモノ…それは「停泊船」。この時期は特にこの「停泊船」から海面に放たれている強い明かりにイワシサヨリ、ボラの稚魚、バチ、などのベイトフィッシュが集まり、当然それを狙うシーバスも目の前がベイトだらけになるから反応の良い個体が集まりやすいんだ。ここ1、2ヶ月、高松市某地区に良い明かりを出す停泊船が無かったんだけど、この日は運良く着いていてシーバスも出たから記述してみます。

 仕事終了後になにげな〜く、市内某地区に足を勧めると、ムムッ…て、停泊船を発見!!早速近づいてみると、ベイトになっているサヨリとボラの稚魚に数匹のシーバスがついている。ちなみに、この日の潮周りは小潮。しかも実釣開始は22:00p.m.で、干潮は22:10p.m.→皆さんは汐見表見てから釣りに行きましょうね。

まずはスレさせないためにミノーをファーストリトリーブ→あれ?出んゾ??数投後に、もう少し深い所を狙うべくシャッド系のプラグにチェンジ→バイト(60UP)!でもラインブレイク(T_T)。気を取り戻してシンキングペンシルにチェンジして水面直下をスローローリングしてみた→見事にバイト(50UP)。足下まで寄せてきて抜き上げようと思ったら、またもや結び目からブレイク。もうね、アホかと。バカかと。しばらくポイントを休ませようと、メバルタックルを取り出して傷ついたハートを癒してもらおうとワームをキャストした。んだら、“ツンッ”っていう感じのアタリがあってもしやと思い軽めにしかもシャープにフッキングしてみるとドラグが走りだした。50cmクラスのシーバスGet!ここで本ラボ部長に連絡してみると1時間後に駆けつけるとの事だった。(推長にも連絡しようとしたけど彼の頭の中ではプレジャーボートが走りまくっていそうなんでやめといた…)やがて部長が到着し、2人で攻めたけど潮が弛んだ時に同じポイントから50cm弱を1本追加してこの日は終了とした。

昨年はよくタンカーが係留されていては、いつも良い釣りをさせてもらっていた市内某地区。最近では開発工事の影響からかすっかり係留船が減ってしまった。こればっかりは私にはどうしようもない事なんだけど、今まで楽しめてたコトが楽しめなくなるのは寂しいの一言に尽きる。ポイントや釣り方を知っていても、実践できるフィールドが無ければ全てが無駄となってしまう。「健全なフィールドを次の世代に」今の我々にどれだけのコトができるのだろうか?(Text/T.A Okamura)