“贅沢は日本人の敵”とは言うものの誰しも一度くらいは…と願うもの。少しうねりの強い海の上で“あぁ神様、もう少しだけ…”。

 香川のボートシーバスガイドが一昨年始まった。交友が深い人なので、最近めっきり港湾部でシーバスが出なくなったのもあり、料金1人:3000円支払って部長、推進本部長(以下推進長)と三人で釣行。宇多津にある(?)瀬居島の竹浦漁港から22:00p.m.出港し、宇多津沖のシ−バース周辺からアタックを開始。

…が、前日までの強風でうねりが強く、おまけに氷点下とも思える厳しい寒さの影響か、全く気配がない。(先が思いやられる(-_-))まぁ、こんな事はオカッパリ歴が長い分、どうってことはない。しばらくいろんなレンジやルアーを試すものの、バイトがなく、ポイントを移動しようかと思った矢先に部長から“オオッ!!”の叫び。上げると30cmくらいのミニシーバスがでっかいプラグを喰わえてる。よっぽどお腹がすいてたのか、ベイトがいないのか、ま、でもこれで一安心。ここでポイント移動し、停泊している大型タンカーの照明で陰打ち作戦にでる。ポイント到着後、数投して自分のロッドに確かな手応え。…いる!!フッキングには至らなかったものの、確信した。こーゆうのってかなり精神的に楽になって良い釣りを助けてくれると私は思うんですぅ。

 次の瞬間、“タンカーの乗組員見たら怒るで!”というぐらいにガンガンタンカーにルアーをぶつけていた推進長のルアーに50upがバイト!!バイトシーンをまざまざと見せつけてくれたシーバスに感謝、感謝。無事にランディングし、記念写真“ハイポーズ”。続けて私に45cmくらいのがヒットし、次の一投でも連続ヒット!“来たかぁ、時合い!?”次の一投でもバイトしたがこちらはバラシ。しばらくするとアタリが遠のいたので、どっかのテレビ番組で出てきそうな桟橋ポイントへ。少し明かりも照らされてあって、いい感じだったけど、ワームでメバルが精一杯(T_T)。続いてオカッパリでは多分立ち入り禁止なんだと思う常夜灯に移動し、メバル用ルアーに25cm位のシーバス2匹と結構良型のメバルを1匹自分が上げて、再びタンカーの陰打ち作戦へ。自分のミノーに多分50upくらいのがかかったけどバラしてしまって、続け様に推進長にヒットしたがバレて終了!部長の出番が少ないって?今日の部長の敵はライントラブルだったそうな…。

 香川でこんなにシーバスフィッシングが手軽に楽しめる事はなかなか無いと思うので、是非機会があったら釣行してみてほしい。料金も手頃だし、たまには手軽で違った角度から釣りをしてみるのも新鮮でいい勉強にもなると思うよ!(Text/T.A Okamura)